コラム
モニター調査を徹底比較!あなたに最適な選び方とおすすめを紹介
効果的な商品開発やマーケティング施策をおこなうためには、顧客の声を正確に把握する「モニター調査」の活用が不可欠です。しかし、一口にモニター調査といっても、ネットリサーチから会場調査まで手法は様々で、それぞれの費用感や得意とする領域も異なります。
本記事では、モニター調査の主要な種類と特徴、費用の目安を徹底的に比較し、あなたの目的に合った最適な選び方を解説します。予算や期間に合わせて最も効果的な調査手法を選定したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
1. モニター調査とは?その概要と重要性が高まる背景

モニター調査とは、あらかじめ登録された調査協力者(モニター)に対して、アンケートや製品テスト、インタビューなどを実施し、データを収集するマーケティング手法の総称です。
なぜ今、モニター調査が重要なのか
かつては、大規模な市場調査(マーケットリサーチ)が主流でした。しかし、デジタル技術の浸透により消費者の購買行動は複雑化し、従来の性別・年代といった単純な属性(デモグラフィック)だけでは、顧客のインサイト(本音)を捉えきれなくなっています。
現在、企業に求められているのは、単なる市場のマクロデータではなく、「なぜその商品を買ったのか」「どのような体験を求めているのか」という、より深い顧客理解(CX:顧客体験)です。これに伴い、モニター調査も「匿名モニターへのバラマキ調査」から、より精度の高いターゲティングや、自社顧客(1st Party Data)と紐づいた分析ができる手法へと進化しています。
2. 【一覧表で比較】モニター調査の種類と特徴

モニター調査には多くの手法があります。目的によって使い分けることが成功の鍵です。ここでは主要な5つの手法を比較します。
| 調査手法 | 概要 | 適している目的 | メリット | デメリット | 費用感 |
| Webアンケート | インターネット上で回答を募る最も一般的な形式 | 市場実態把握認知度調査顧客満足度調査 | ・短期間で大量のサンプル回収が可能・コストが比較的安い | ・回答の信憑性担保が必要・深い定性情報の取得は苦手 | 低〜中 |
| 会場調査 (CLT) | 指定の会場にモニターを集め、製品試用や広告評価を行う | パッケージ評価味覚テスト棚割りテスト | ・その場での反応を観察できる・機密性の高い未発表製品も扱える | ・会場手配や運営の手間がかかる・実施エリアが限定される | 高 |
| ホームユーステスト (HUT) | 製品をモニターの自宅に送付し、一定期間使用してもらう | 日用品の使用感化粧品の効果測定調理食品の評価 | ・実際の生活環境で使用評価ができる・リピート意向を確認しやすい | ・製品発送のコストと手間がかかる・回収までの期間が長い | 中〜高 |
| グループインタビュー (FGI) | 数名のモニターを集め、座談会形式で意見を聞く | アイデア出し仮説の探索深層心理の解明 | ・参加者同士の相互作用で意見が深まる・想定外のインサイトが得られる | ・モデレーターのスキルに左右される・発言の偏りに注意が必要 | 中〜高 |
| オンラインインタビュー (デプス) | Web会議ツールを使い、1対1で深くヒアリングを行う | 顧客の購入プロセス詳細な利用実態ペルソナ作成 | ・場所を問わず実施可能・個人の本音を深掘りできる・移動コストがかからない | ・通信環境に依存する・表情や雰囲気の一部が伝わりにくい | 中 |
補足:定量調査と定性調査の使い分け
表の中で整理した手法は、大きく「定量調査」と「定性調査」に分けられます。
- 定量調査(Webアンケート、CLTの一部など)
「何%の人が満足しているか」など、数値で全体像を把握するために用います。市場規模の推定やトレンド把握に適しています。 - 定性調査(インタビュー、HUTの自由記述など)
「なぜ満足したのか」という理由や背景(文脈)を探るために用います。商品開発のヒントや、数値の裏付けを得るために重要です。
近年では、これらを別々に実施するのではなく、Webアンケートで対象者を絞り込み(スクリーニング)、その直後にインタビューを行う「クイック定性調査のようなハイブリッド型の手法も登場しており、スピード感を重視する企業に注目されています。
3. モニター調査を比較・選定する際の4つの重要な視点

多くの調査会社やツールがある中で、自社に最適なものを選ぶための判断基準を解説します。単に「安いから」という理由だけで選ぶと、欲しいデータが得られず予算の無駄遣いになってしまいます。
① 目的適合性(誰の、何を知りたいか)
最も重要なのは「調査の目的」です。
- 市場全体の中での立ち位置を知りたい場合
競合商品も含めた一般的な市場調査が必要です。この場合、調査会社が保有する「汎用的なモニターパネル」を利用するのが適しています。 - 自社商品の改善点やロイヤリティを知りたい場合
一般的なモニターではなく、「自社の会員・購入者」に聞く必要があります。しかし、従来の調査会社に依頼すると、自社会員データと調査データが分断されてしまうという課題があります。「自社会員ID」と「回答データ」を紐づけられる仕組みがあるかどうかが、選定の大きな分かれ目となります。
② データ連携の可否(CRMとの接続)
従来のモニター調査の最大の弱点は、「調査データ」と「顧客データ(購買履歴など)」が分断されていること(データの壁)です。
外部モニターを使った調査では、あくまで「その時点での回答」しか得られません。一方で、マーケティングDXを推進する企業では、以下のようなデータを統合して分析したいというニーズが高まっています。
- 1st Party Data(自社保有データ): 会員登録情報、購買履歴、WEB行動データなど。
- Zero Party Data(意識データ): アンケートで得られる趣味趣好、興味関心、購入意向など。
これらを統合できるツールを選ぶことで、例えば「ロイヤルカスタマー(高頻度購入者)は、具体的にどのような意識で商品を選んでいるのか」といった深い分析が可能になります。選定時は、API連携やCSV連携によって、自社のデータベース(DB)やBIツールに回答結果を格納できるかを確認しましょう。
③ 費用体系(都度課金 vs 定額制)
費用体系は大きく2つに分かれます。
- 都度見積もり型(従来の調査会社)
1回の調査ごとに、設問数やサンプル数に応じて見積もりを取ります。フルサポートがつきますが高額になりがちで、社内稟議にも時間がかかります。 - サブスクリプション型(SaaS型ツール)
月額定額制で、システム利用料を支払う形式です。契約範囲内であれば何度でも調査が可能であったり、コストを抑えて継続的な定点観測ができたりします。スピード感を持ってPDCAを回したい場合は、定額制のツールが圧倒的に有利です。
④ ユーザー体験(UX)への配慮
自社顧客に対してアンケートを行う場合、「ブランドの世界観を壊さないこと」が極めて重要です。
一般的なアンケートフォームは無機質で、外部サイトに飛ばされたような印象を与え、顧客の離脱を招きます。自社アプリやサイトのデザインに馴染む(トンマナを合わせられる)カスタマイズ性があるか、また、回答に対してポイント付与などのインセンティブがスムーズに行えるかも比較ポイントです。
4. 主要なモニター調査サービス・会社のタイプ別比較
ここでは、モニター調査の依頼先を大きく3つのタイプに分類し、それぞれの特徴と強み、費用感、おすすめの利用シーンを比較します。
タイプA:総合リサーチ会社(フルサービス型)
マクロミルやインテージなどに代表される、大手調査会社です。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 調査票の設計から集計、分析レポート作成まで全て丸投げできる。品質が高い。 |
| モニター | 数百万人規模の自社パネルを保有し、細かい属性指定が可能。 |
| 強み | プロのリサーチャーによる手厚いサポート。信頼性の高いデータが得られる。 |
| 弱み | 費用が高額(数十万円〜数百万円/回)。実施までのリードタイムが長い。データの柔軟な連携が難しい。 |
| 費用目安 | 1調査あたり50万円〜 |
| おすすめ | 予算が潤沢にあり、失敗が許されない大規模調査や、社内にリサーチの知見がない場合。 |
タイプB:セルフ型ネットリサーチツール
SurveyMonkeyやGoogleフォーム、または格安のセルフリサーチツールです。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 自分でアンケート画面を作成し、配信する。操作が簡単。 |
| モニター | 提携パネルを利用する場合と、URLを自力で拡散する場合がある。 |
| 強み | とにかく安く、早い。数千円〜数万円で実施できる。 |
| 弱み | 調査票の品質は自分次第。自社DBとの連携機能は弱く、あくまで「回答回収」に特化していることが多い。 |
| 費用目安 | 1調査あたり数千円〜10万円、または月額数万円 |
| おすすめ | 予算をかけずに、簡単な社内アンケートや小規模な顧客調査を行いたい場合。 |
タイプC:マーケティングDX特化型プラットフォーム
「スパコロ」などに代表される、自社データ活用とリサーチを統合した新しいサービスです。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 自社会員に対するリサーチと、外部モニターへのリサーチの両方が可能。自社システムとの連携を前提としている。 |
| モニター | 自社顧客(1st Party Data) + 外部提携モニター(約2,800万人) |
| 強み | 顧客IDとアンケート回答の紐づけが可能。アプリやWebサイトに自然に馴染むデザイン。定額制でコストパフォーマンスが高い。 |
| 弱み | 完全に丸投げではなく、自社で運用する(またはサポートを受ける)体制が必要。 |
| 費用目安 | 月額20万円〜(サブスクリプション型) |
| おすすめ | 顧客理解を深めたいマーケティング担当者、CRMデータを活用したいDX推進企業、アプリ運営企業。 |
5. 失敗しないモニター調査の選び方・進め方
モニター調査でよくある失敗は、「調査すること自体が目的化してしまう」ことです。データを集めた後に「で、これをどう活用すればいいの?」とならないよう、以下のステップで進めることを強くおすすめします。
STEP 1:調査データを「どこに格納するか」を決める
調査を始める前に、得られたデータをCSVでダウンロードして終わりにするのか、自社の顧客データベースに入れて分析し続けるのかを決めます。
マーケティングDXの観点からは、一度きりの調査で終わらせず、顧客のプロフィール(会員登録情報)と意識データ(アンケート回答)を統合できる環境を選ぶべきです。これができれば、例えば「休眠顧客」にだけアンケートを配信し、復帰のきっかけを探るといった施策が可能になります。
STEP 2:ターゲットを「自社顧客」か「一般層」か明確にする
「競合との比較」なら一般層(外部モニター)へ、「サービス改善」なら自社顧客へ聞くのが鉄則です。
しかし、従来のツールではこの2つが分断されがちでした。理想は、一つのプラットフォームで「自社会員への調査」と「一般モニターへの市場調査(比較調査)」の両方がセルフ型で実施できるツールです。これにより、自社顧客のバイアス(偏り)を客観的な市場データで補正しながら分析できます。
STEP 3:定量と定性を「セット」で考える
「アンケート(定量)で全体傾向を掴み、気になった人を呼んでインタビュー(定性)する」という流れが最も効果的です。
しかし、一般的な調査会社では、アンケートからインタビューに進むのに数週間の調整が必要です。「明後日できるインタビュー」のような、システム上で対象者を即時にリクルーティングできる機能を持つツールを選べば、開発や改善のスピードを落とさずに顧客の声を取り入れられます。
6. 自社データをフル活用するなら「スパコロ」がおすすめ
これまで見てきたように、これからのモニター調査は「単なるデータ収集」から「顧客理解のためのデータエンジン構築」へとシフトしています。もし貴社が、自社の顧客をもっと深く理解し、One to Oneマーケティングやサービス改善に繋げたいと考えているなら、株式会社モニタスが提供する「スパコロ」が最適なソリューションになるでしょう。
スパコロが選ばれる4つの理由
① 自社会員IDとアンケートデータが完全に連携
スパコロは、貴社の会員IDベースでアンケートを実施・管理できます。回答結果はAPIなどで貴社のデータベースにそのまま格納できるため、購買履歴などの「行動データ」と、アンケートで得た「意識データ」を掛け合わせた高度な分析が可能です。
② ユーザー体験(UX)を損なわないデザイン設計
自社アプリやサイト内に、違和感なくアンケートを表示できます。外部サイトに飛ばされることなく、ポイント付与までシームレスに完結するため、回答率を高めつつ、ブランドイメージを守ることができます。
③ 全国3000万人の外部モニターにも調査可能
自社会員だけでなく、提携する3000万人規模の外部モニターに対しても、セルフ型で市場調査や競合比較調査が実施できます。これにより、「市場の中での自社の立ち位置」と「自社顧客の深層心理」の両方を一つのツールで把握できます。
④ 圧倒的なスピード
都度の見積もりや調整コストを削減し、思い立ったその日にアンケート配信や、最短で明後日のインタビュー設定が可能です。
まずは「スパコロ」で顧客理解の第一歩を
「モニター調査」と一口に言っても、その手法は進化しています。
過去の「使い捨てのアンケートデータ」から脱却し、「資産となる顧客データ」を蓄積しませんか?
スパコロなら、専門的な知識がなくても、自社顧客と市場の両方を深く理解する環境がすぐに整います。
まずは、貴社の課題に合わせてどのような調査が可能か、サービス資料で詳細をご確認ください。
まとめ
モニター調査を比較検討する際は、以下のポイントを整理することが重要です。
- 目的: 市場全体の把握か、自社顧客の深層理解か。
- データ活用: 回答結果を自社データ(CRM)と統合したいか。
- コストとスピード: 都度発注の高品質調査か、定額制の高速PDCAか。
これらを総合的に判断したとき、現代のマーケティング環境において最も理にかなっているのが、自社保有データ(1st Party Data)を活用しながら、必要に応じて外部モニター調査も行える「ハイブリッド型のプラットフォーム」です。
その代表格である「スパコロ」は、マーケティングDXを目指す多くの企業で導入が進んでいます。ぜひこの機会に、次世代のモニター調査環境を検討してみてください。
本件に関連するサービス
国内No.1規模の調査基盤が、顧客の「本音」を可視化。
データに基づく確かな意思決定で、貴社のビジネス成長を支援します。
お問い合わせ

