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モニター調査の費用相場を徹底解説!【最新版】

モニター調査の費用相場を徹底解説!【最新版】

効果的なマーケティングや商品開発をおこなうためには、モニター調査を通じて市場や顧客の実態を把握することが不可欠です。しかし、いざ実施しようとすると「費用相場」や「見積もりの妥当性」に悩み、予算面で二の足を踏んでしまうケースも少なくありません。

本記事では、モニター調査の費用相場や価格が決まる仕組み、コストを抑えて成果を最大化するポイントを解説します。予算内で質の高い調査を実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. モニター調査の費用相場:依頼先別の違い

モニター調査を実施する方法は、大きく分けて「調査会社にフルサービスで依頼する」方法と、「セルフ型アンケートツールを利用する」方法の2つがあります。それぞれの費用感には大きな開きがあるため、まずはこの違いを理解することが第一歩です。

調査会社(フルサービス)の費用相場

調査の設計から画面作成、配信、集計、レポート作成まで、すべての工程をプロに任せる形式です。手間がかからず高品質なデータが得られる反面、人件費が乗るため費用は高額になります。

一般的に、Webアンケート調査(100サンプル×10問程度)を行う場合の相場は、15万円〜50万円程度が目安です。さらに、詳細な分析レポートや報告会を含めると、費用はさらに跳ね上がります。

項目費用目安特徴
基本料金5万円〜10万円調査画面作成費、システム利用料などが含まれます。
サンプル単価1名あたり数百円〜質問数や回収数に応じて加算されます。出現率の低いターゲット(レアターゲット)の場合は単価が上がります。
集計・分析費5万円〜20万円単純集計だけでなく、クロス集計や多変量解析を依頼する場合にかかります。
オプション費別途見積もり自由記述のコーディングや、グラフ作成、報告書作成などが該当します。

セルフ型アンケートツールの費用相場

アンケート画面の作成や配信設定を自社の担当者が行う形式です。調査会社が保有するパネル(モニター)を利用しつつ、作業を内製化することでコストを大幅に抑えることができます。

Webアンケート調査(100サンプル×10問程度)を行う場合の相場は、1万円〜5万円程度が目安です。フルサービスの10分の1以下のコストで実施できるケースも珍しくありません。

サービスタイプ費用目安特徴
従量課金制1問×1サンプル=10円〜使った分だけ費用が発生するため、単発の調査に適しています。初期費用がかからないケースが多いです。
月額定額制(サブスク)月額5万円〜30万円契約期間内であれば、何度でも調査を実施できるプランが多いです。継続的に調査を行う企業にとってコストメリットが大きいです。

2. モニター調査の費用を決める4つの主要素

「見積もりをとってみたら想定より高かった」という事態を防ぐために、費用がどのような要素で変動するのかを詳しく見ていきましょう。主に以下の4つの要素が複雑に絡み合って価格が決定されます。

要素1:サンプルサイズ(回収数)

調査費用の大半を占めるのがサンプル数(回答者の人数)です。一般的に、サンプル数が増えれば増えるほど費用は比例して高くなります。

統計的な信頼性を確保するためには一定数(400〜1,000サンプルなど)が必要ですが、単なる傾向把握であれば100サンプル程度で十分な場合もあります。目的に応じて適切なサンプル数を設定することがコスト管理の鍵となります。

要素2:質問数(設問数)

質問の数も費用に直結します。回答者にとって負担が大きい(時間がかかる)調査ほど、モニターへの謝礼ポイントを高く設定する必要があるため、サンプル単価が上昇します。

多くの調査会社やツールでは「10問まで」「20問まで」といった単位で価格設定がされています。必要な情報を絞り込み、設問数をコンパクトにまとめる設計力が求められます。

要素3:出現率(スクリーニング難易度)

調査対象者が一般人口の中にどれくらいの割合で存在するかも重要な要素です。これを「出現率」と呼びます。

例えば、「コンビニを利用する人」であれば出現率は高いですが、「特定の高級腕時計を直近3ヶ月以内に購入した人」などは出現率が極めて低くなります。出現率が低いターゲットを見つけ出すためには、事前調査(スクリーニング調査)を大規模に行う必要があるため、その分のコストが加算されます。

要素4:オプションサービスの有無

基本プランに含まれない作業を追加する場合の費用です。

  • 調査票設計代行: プロのリサーチャーに質問文を作成してもらう。
  • 画像・動画挿入: 商品パッケージの画像やCM動画をアンケート内で見せる。
  • 高度な集計・分析: 多変量解析やテキストマイニングなどを行う。
  • レポート作成: パワーポイント等でそのまま報告に使える資料を作成してもらう。

これらをどこまで自社で巻き取れるかによって、最終的な請求額は大きく変わってきます。


3. モニター調査の種類とそれぞれの費用感

ここまでWebアンケートを中心に解説してきましたが、モニター調査には他にも様々な手法があります。手法ごとの費用感を比較表で整理しました。

調査手法概要費用感(目安)費用の特徴
Webアンケート(定量)インターネット上で回答を募る最も一般的な手法。数万円〜50万円最も安価。サンプル数と設問数で変動。セルフ型ならさらに安価。
グループインタビュー(定性)複数人のモニターを集めて座談会形式で行う調査。30万円〜10万円/1グループモデレーター費用、会場費、対象者への高額な謝礼、リクルーティング費用が発生するため高額になりやすい。
デプスインタビュー(定性)モニターとインタビュアーが1対1で行う深掘り調査。10万円〜30万円/1名1人あたりの単価は最も高い。対象者の選定(スクリーニング)費用が重くなる傾向。
会場調査(CLT)指定の会場にモニターを集め、商品を試飲・試食してもらう調査。50万円〜150万円会場費、運営スタッフ人件費、商品輸送費などがかかり、大掛かりな予算が必要。
ホームユーステスト(HUT)モニターの自宅に商品を送り、実際に一定期間使ってもらう調査。30万円〜100万円商品の配送料(往復)、梱包作業費、商品代金などがかかる。

定量調査(Webアンケート)で全体像を把握し、気になったポイントを定性インタビューで深掘りするといった「組み合わせ」を行うのが理想的ですが、外部委託ですべて実施すると数百万円規模の予算が必要になることもあります。


4. 費用を抑えるための3つのポイント

限られた予算の中で成果を出すためには、コスト削減の工夫が必要です。ここでは、品質を落とさずに費用を抑えるための実践的なテクニックを3つ紹介します。

ポイント1:調査設計を明確にし、設問数を削ぎ落とす

「せっかくだからあれもこれも聞きたい」と設問を増やしがちですが、使わないデータにお金を払うことになりかねません。調査目的を明確にし、「この質問の結果がどうなれば、次の意思決定ができるか」をシミュレーションしてください。意思決定に関係のない質問(Nice to have)は勇気を持って削除しましょう。設問数が減れば、サンプル単価を下げることができます。

ポイント2:セルフ型ツールの導入と内製化

前述の通り、調査会社への丸投げ(フルサービス)からセルフ型ツールへの切り替えは、最もインパクトのあるコスト削減策です。

現在は、直感的な操作でアンケート画面を作成でき、集計まで自動化されているツールが増えています。社内にノウハウを蓄積する観点からも、内製化を進める企業が増えています。

ポイント3:自社保有データ(1st Party Data)の活用

ここが最も重要なポイントです。通常、モニター調査の費用には「パネル利用料(回答者を集める費用)」が含まれています。

しかし、自社の会員リストやメルマガ読者、アプリユーザーといった「自社顧客(1st Party Data)」に対してアンケートを行う場合、このパネル利用料をカットできる可能性があります。

外部のモニターに「市場の一般論」を聞くのと同時に、自社の顧客に「具体的な利用実感」を聞くことは、マーケティングにおいて極めて重要です。自社データを活用できる基盤を持つことが、長期的には最大のコストダウンにつながります。


5. モニター調査の費用対効果を最大化する方法

単に費用を安くするだけでなく、かけた費用以上の価値(ROI)を生み出す視点が重要です。調査を「コスト」ではなく「投資」に変えるためのアプローチを解説します。

調査結果をCRMデータと連携させる

従来のモニター調査の弱点は、アンケート結果が「その場限りのデータ」で終わってしまうことでした。

例えば、「Aという商品が好き」と回答したモニターが、実際に自社の購買データ上でどのくらい購入しているのかが分からないといった「データの分断」です。

費用対効果を最大化するためには、アンケート結果(意識データ)と自社の顧客データベース(行動データ)を紐づけることが重要です。「ロイヤル顧客が何を考えているのか」を特定できれば、より精度の高い施策が打てるようになり、調査費用の回収スピードが上がります。

PDCAサイクルに合わせて継続実施する

一度きりの大規模調査よりも、小規模でも高頻度で調査を行い、顧客の変化を定点観測する方がビジネスへの貢献度は高くなります。

商品改善のサイクルに合わせて、「仮説→クイックな調査→改善→再調査」というループを回せる環境を整えることで、失敗のリスクを減らし、ヒット商品を生み出す確率を高めることができます。


6. これからのモニター調査の選択肢「スパコロ」

これら全ての要望に応えることができるサービスとして、株式会社モニタスの「スパコロ(Supercolo)」をご紹介します。

スパコロは、従来の「遅い・分断されている」という市場調査の課題を解決する、セルフ型アンケートプラットフォームです。

なぜ「スパコロ」が「良い」のか?

スパコロが選ばれる理由は、機能性のバランスにあります。

1. 自社顧客(1st Party Data)と外部モニターの両方にアプローチ可能

スパコロの最大の特徴は、自社の会員データと連携できる点です。

  • 自社モニター調査: 貴社の会員IDと紐づけてアンケートを実施し、結果を直接自社データベースに格納できます。
  • 外部モニター調査: 比較調査として、提携する2,800万人の外部アンケートモニターに対しても調査を実施できます。

通常であれば別々のツールや会社に依頼しなければならない「顧客分析」と「市場調査」を、一つのプラットフォームで、しかも定額の中で実施できるため、トータルコストを劇的に下げることができます。

2. 調査結果を直接データベースへ格納(API連携)

ベーシックプラン以上では、アンケート結果を貴社の顧客データベースやBIツールにAPI連携で自動格納することが可能です。

これにより、手動でのデータ加工作業(CSVのダウンロードや突合)にかかる人的コストを削減し、リアルタイムでの分析・活用を実現します。

3. クイックな定性調査(インタビュー)も可能

数字だけでは分からない「なぜ?」を深掘りするためのインタビューも、スパコロならスムーズです。

「明後日できるインタビュー」をコンセプトに、アンケート回答者の中から対象者をセグメントし、即座にオンラインインタビューを募集できる機能が搭載されています。

外部のリクルーティング会社に依頼すると1名あたり数万円かかるコストを、システム内で完結させることで大幅に圧縮できます。

結論:顧客理解を深めよう

モニター調査の費用は、やり方次第で大きく変わります。

「外部に丸投げして1週間まつ」時代から、「スパコロを活用して、スピーディーに自社のデータを資産に変える」時代へとシフトしています。もし、貴社が継続的な顧客理解とコスト削減の両立を目指しているなら、「スパコロ」は最適なパートナーとなるでしょう。まずはサービス資料をダウンロードして、具体的な機能や導入事例をご確認ください。


7. 費用に関するQ&A

最後に、モニター調査の費用に関してよくある質問をまとめました。

Q. 無料でできるモニター調査ツールはありますか?

A. Googleフォームなど完全無料のツールは存在しますが、あくまで「アンケートフォーム作成機能」のみです。回答してくれる「モニター」は自力で集める必要があります(SNSで拡散する、自社メルマガで送るなど)。また、セキュリティ面やサポート面での不安も残るため、企業が本格的な調査を行う場合は有料ツールの利用が推奨されます。

Q. スパコロの初期費用には何が含まれますか?

A. スパコロの初期費用(30万円)には、導入時のシステムセットアップやアカウント発行などが含まれます。アプリへの導入であればSDK、Webサイトであればタグの仕様書などが提供されます。

Q. 自社会員へのアンケートで個人情報はどのように扱われますか?

A. スパコロの場合、連携する会員情報は「会員ID」「性別」「生年月日」「都道府県」などで、メールアドレス等はハッシュ化(暗号化)して連携するため、個人情報を直接受け渡すことなく安全に実施可能です。事前に貴社基準のセキュリティチェックを受けることも可能です。

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