「2023年GWのエアライン利用実態把握調査」を公開しました
モニタス、「2023年GWのエアライン利用実態把握調査」を発表
今年のGW旅行予定者は約35%、飛行機利用が半数以上
利用先エアライン第1位は?
顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”『スパコロ』を提供する株式会社モニタス(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国18歳~69歳5,500名を対象に「2023年GWのエアライン利用実態把握調査」を実施しました。
今年のGWはコロナ禍の行動制限が緩和されてから初めての大型連休であり、平日2日間を休むと最大9連休となります。コロナは航空業界に大きな打撃を与えましたが、今後どのくらい活気が戻るか気になるところです。今回の調査はGWの旅行予定やエアライン・旅割の利用状況、LCCの印象などを調査しました。
《主な調査結果》
■今年のGW旅行予定者は34.9%。そのうち国内は5割、海外は約1割。
■旅行者が最も利用するエアライン第1位「ANA(全日空)」第2位「JAL(日本航空)」第3位「peach(ピーチ)」第4位「SKY(スカイマーク)」第5位「AIR DO(エア・ドゥ)」。
■国内旅行先TOP3は「北海道」「東京都」「大阪府」。海外旅行先TOP3は「韓国」「ハワイ」「アメリカ」。
■旅割利用経験者は36.4%。利用経験はないが今後利用予定の人は13.3%で男性10~20代が多い。
■LCCの利用シーンは、国内・海外どちらも「価格を気にする時」が1位。海外旅行では「LCCを利用しない」人が半数を占める。
■話題になったPeachの旅くじの印象で最も高いのは「おもしろい」で約3割。
■コロナ規制が緩和されてきた2023年。今年のGWの旅行先 国内・海外TOP5は?
今年のGWで旅行の予定がある人は全体で34.9%でした。そのうち国内旅行を予定している人は50.5%、海外旅行を予定している人は9.9%でした。
旅行予定者に聞いた旅行先はその他地域を除くと国内は「北海道」、「東京都」、「大阪府」、海外では「韓国」、「ハワイ」、「アメリカ」でした。
最も利用するエアラインTOP5は「ANA(全日空)」(30.3%)「JAL(日本航空)」(26.3%)「peach(ピーチ)」(4.1%)「SKY(スカイマーク)」(3.3%)「AIR DO(エア・ドゥ)」(1.4%)でした。
「ANA(全日空)」「JAL(日本航空)」はいずれも認知8割以上、利用経験5割以上占めています。
一方で3位以下では「ANA(全日空)」「JAL(日本航空)」と比較し、認知〜利用経験の比率に大きく差が出る結果となりました。
最も利用する理由を各エアライン別で見ると、「ANA(全日空)」「JAL(日本航空)」ともに「信頼があるから」「サービスが良いから」「運航数が多いから」といった回答が上位となりました。
「peach(ピーチ)」「SKY(スカイマーク)」「AID DO(エア・ドゥ)」では共通して「価格がお手頃だから」が最も多く、2番目の理由では「peach(ピーチ)」「AID DO(エア・ドゥ)」は「予約が取りやすいから」となり、「SKY(スカイマーク)」は「目的地への直行便が多いから」という結果となりました。
今年のGWで利用予定のエアラインは国内2大航空会社である「JAL(日本航空)」「ANA(全日空)」が2割以上でした。次いで3位にLCCの「peach(ピーチ)」が続いています。
一方で「利用する予定はない」は45%で、半数以上が今年のGWに飛行機を利用することがわかりました。
LCCに対する全体的な印象は「手頃・安価」が約6割でした。
性・年代別で見ると、男性20代では「運航数が少ない」・「品質が良い」が全体平均よりも5ポイント以上高い結果となりました。一方で男女ともに10代は「特になし」と回答した割合が全体平均よりも10ポイント以上高い結果となり、LCCに対し抵抗が少ない層が多いことがわかりました。
旅割の利用状況を聞いたところ、「過去に利用したことがある」(36.4%)「利用したことはないが、これから利用する予定」(13.3%)で約半数が利用済または利用予定という結果になりました。
「利用したことはないが、これから利用する予定」では、男性10~20代が全体平均よりも5ポイント以上高く出ました。
※全国旅行支援(旅割)は、ゴールデンウィークにあたる4月29日から5月7日までは対象外となります。この期間を省き多くの都道府県で2023年6月30日宿泊分(7月1日チェックアウト分)まで行われる予定ですが、都道府県により対象期間が異なりますので、詳しくは各都道府県からの情報をご確認ください。
旅行予定者に聞いた旅先でやりたいことでは、「グルメ・お酒」(51.4%)でした。次いで「買い物」(46.8%)、「名所への観光」(42.5%)、「街歩き」(34.8%)と続きます。
年代別で見ると、40代~60代では「グルメ・お酒」、30~40代では「体験・アクティビティ」、10代では「買い物」・「テーマパークで遊ぶ」が人気で、いずれも全体平均よりも5ポイント高い結果となりました。
話題になったPeachの「旅くじ」。1回5,000円でハズレがなく、ガチャによってランダムに行き先が決まるPeachの名物企画です。その印象で最も高いのは、「おもしろい」(31.9%)で、「行き先がどこになるかわからない」という特徴についてポジティブな印象を感じる人が多い結果となりました。次いで「特になし」(30.3%)、「話題性がある」(30.1%)、「お得」(11.0%)、「わかりにくい」(8.1%)と続きます。
男女別で見ると、女性の方が男性よりも「おもしろい」「話題性がある」と感じた方が多い結果となりました。
どういった時にLCCを利用するのかを国内旅行・海外旅行でそれぞれ聞いたところ、国内・海外どちらも1位は「価格を気にする時」でした。次いで「運航ダイヤの都合がいい時」、「到着時間の都合がいい時」と続きました。
「LCCを利用しない」と回答した人は国内旅行では36.0%、海外旅行だと50.2%と半数を占めました。
《総論》
今回はコロナ禍の行動制限緩和後初のGWにおける旅行の動向とエアラインの利用実態を調査しました。調査結果から今年のGW旅行予定者は34.9%で、国内は5割、海外は約1割程度であることがわかりました。また、今年のGW旅行予定者で飛行機を利用する人は55%を占め、GWに利用するエアラインはフルサービスキャリアであるJALとANAが2割以上、次いでLCCのpeachが7.6%であることがわかりました。過去利用者の回帰や新規顧客向けの施策を検討するにあたり、継続的に消費者の動向や意識の調査を行い、各ブランドに対して持っている印象を既存顧客・潜在顧客ごとに把握することが重要です。今回の調査のようにサービスの定点観測を行い、実際に自社・他社サービスがどのように受け入れられているのかを確認してみると、今後の企画やサービス向上に役立つアイデアが得られるかもしれません。
【調査概要】モニタス『2023年GWでのエアライン利用実態把握調査』
調査対象:全国 18歳~69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2023年4月6日(木)~2023年4月7日(金)
有効回答数:5,500名
■顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”
『スパコロ』について
モニタスが提供する『スパコロ』は、顧客理解と市場状況を可視化し、ワンストップでサポートするツールです。自社会員IDと紐付けたアンケート調査、さらに外部モニターと組み合わせたリサーチが可能になるため、企業側はより深い顧客理解や市場把握ができるようになります。さらに顧客側はポイントやプレゼントなどのメリットを受けられるので、活性化にも繋がります。
データは一元管理が可能となるため、リサーチとマーケティングでバラバラになっていたデータをまとめ、活用できるようになります。これにより広範な意識調査と自社データの直接的な関連から仮説を立てたり、店舗のビーコンや位置情報・購買情報などと連動させたアンケートを実施したり、属性別ではなく意識別の調査やアプローチができるようになります。
サービスサイト:https://monitas.co.jp/supcolo/