「天気予報アプリに関する意識調査」を公開しました。
ウェザーニュースvsYahoo!天気、どちらのアプリが人気第1位に!?
雨の日に嬉しいサービス、欲しくなるグッズランキングなど
モニタス「天気予報アプリに関する意識調査」を発表
顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”『スパコロ』を提供する株式会社モニタス(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国15~69歳の1,200名を対象に実施した「天気予報アプリに関する意識調査」の結果をご報告いたします。
最近では急激な気候変動の影響で、予期することの難しい豪雨や長雨に見舞われることが多くなっています。とくに梅雨の時期には、降雨量や災害への対策、交通機関などへの影響を確認するため、こまめに天候情報をチェックすることが欠かせなくなってきています。
天候情報を確認する際に、生活者はどのメディアを閲覧し、どのような観点でメディアを使い分けているのでしょうか。今回は天気予報メディアのうちアプリに着目し、利用状況や天候に関わる生活者意識について調査を行いましたので、その結果をお知らせいたします。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/11.pdf
《主な調査結果》
■天気予報を確認する際に主に参考にするメディアは「天気予報アプリ」(30%)、「朝のTVニュース」(25%)、「ニュースアプリの天気」(13%)。
■天気予報アプリの認知率・利用率TOP3はともに1位「Yahoo!天気」、2位「ウェザーニュース」、3位「OS初期インストール済天気予報アプリ」。
■「雨の日特典」「暑い日特典」がもしあったとしたら約4割が「モチベーションに繋がる」と回答。
■雨の日にあったら嬉しいサービスTOP3は1位「カフェ休憩割引クーポン」(33%)、2位「レンタルビニール傘」(21%)、3位「雨の日タクシー送迎・乗車割引」(18%)。
■雨の日に欲しくなるグッズランキングは、 1位「レインシューズ」(32%)、2位「防水スプレー」(24%)、3位「撥水トートバック」(24%)。
■天気予報は主に何を参考にしているか?
普段天気予報を確認したいときに主に参考にしているメディアTOP5は「天気予報アプリ」(30.0%)、「朝のTVニュース」(25.3%)、「ニュースアプリの天気」(13.1%)、「夜のTVニュース」(6.9%)、「人に聞く」(2.4%)でした。
結果から、アプリから約4割TVニュースから約3割の人が天気予報情報を得ていることがわかりました。
■天気予報アプリで居住地域の当日の天気、気温・降水確率以外にチェックする内容
では、天気予報アプリのユーザーはアプリでどんな情報をチェックしているのでしょうか。
天気予報アプリで、当日の天気・気温・降水確率以外にチェックしている情報TOP5は「1週間の予報」(60.8%)、「直近の雨予報」(51.9%)、「1時間ごとの天気・気温」(51.7%)、「全国の当日の予報」(36.6%)、「雨の予想進路図(28.6%)でした。
天気予報チェックに際し、半数以上の人が「1週間の予報」「直近の雨予報」「1時間ごとの天気・気温」を確認していることがわかりました。
■「Yahoo!天気アプリ」と「ウェザーニュース」の認知・利用経験・最も利用している割合は?
天気アプリで利用率の高かった「Yahoo!天気アプリ」と「ウェザーニュース」を比較すると、認知率・利用経験率・最も利用している人の割合のすべてで「Yahoo!天気」が大きく上回る結果となりました。ユーザーが認知してからアプリを利用し、最も利用するに至るまで一貫して高い割合をキープしており、「Yahoo!天気アプリ」のサービス離脱者の少なさが伺えます。
■Yahoo!天気アプリ利用者に聞く、ウェザーニュースアプリを利用しない理由
Yahoo!天気アプリを利用し、ウェザーニュースアプリを利用していない人はどんな理由でウェザーニュースアプリを利用していないのでしょうか。
ウェザーニュースアプリを利用しない理由TOP5は、「Yahoo!天気アプリで十分だから」(69.6%)、「違いがわからないから」(10.3%)、「ウェザーニュースには知りたい情報がないから」(2.5%)、「アプリの操作が使いにくいから」(1.9%)、「通知が鬱陶しいから」1.7%でした。
結果は 「Yahoo!天気アプリで十分だから」が約7割と圧倒的に多く、Yahoo!天気アプリに離脱要因がないことが他のアプリを利用しない最も大きな理由であることがわかりました。
■ウェザーニュース利用者に聞く、Yahoo!天気アプリを利用しない理由
反対にウェザーニュースアプリを利用し、Yahoo!天気アプリを利用していない人はどんな理由でウェザーニュースアプリを利用していないのでしょうか。
Yahoo!天気アプリをを利用しない理由TOP5は、「ウェザーニュースアプリで十分だから」(54.3%)でした。次いで「違いがわからないから」(15.4%)、「Yahoo!天気アプリには知りたい情報がないから」(9.3%)、「予報が外れやすいから」(8.0%)、「アプリの操作が使いにくいから」(7.4%)でした。)
前項同様「ウェザーニュースアプリで十分だから」が約6割と圧倒的に多い結果となりました。また2位にも前項同様「違いがわからないから」が入っており、アプリごとの機能差・ベネフィットが伝わっていない現状が伺えます。
■「雨の日特典」や「暑い日特典」のニーズは?
最近では、飲食店や小売店で雨の日などの天候が悪い日の来店促進施策として「雨の日特典」「暑い日特典」を実施する様子が見受けられます。
そこで「利用しているお店などで雨の日特典や暑い日特典などがあれば、出かけるモチベーションに繋がるか」について聞いたところ、「モチベーションに繋がる」(17.0%)、「ややモチベーションに繋がる」(24.3%)、「どちらともいえない」は33.0%、「あまりモチベーションに繋がらない」(7.5%)「モチベーションに繋がらない」(18.2%)でした。
モチベーションに繋がると回答した人は合計で41.3%となっており、4割以上が施策をポジティブに感じていることがわかりました。
■雨の日・暑い日にあったら嬉しいサービス
雨の日にあったら嬉しいサービスTOP5は「カフェ休憩割引クーポン」(32.8%)、「レンタルビニール傘」(20.7%)、「雨の日タクシー送迎・乗車割引」(18.3%)、「雨の日限定モバイルオーダー割」(16.5%)、「通り雨用映画」(10.5%)でした。
逆に暑い日にあったら嬉しいサービスTOP5は「避暑用映画・カフェ休憩割引クーポン」(33.8%)、「猛暑日タクシー送迎・乗車割引」(23.6%)、「レンタルミニ扇風機」(18.4%)、「レンタル日傘」(14.6%)、「その他」(0.5%)でした。
ニーズとして雨宿り・避暑ニーズと、雨や紫外線を避けての移動ニーズがあることがわかります。いずれのサービスも今現在一般的なサービスではないものの、雨の日や暑い日特有の消費者ニーズがあることがうかがえる結果になりました。
■雨の日に欲しくなるグッズランキング
雨の日に欲しくなるグッズTOP5は「レインシューズ」(32.2%)、「防水スプレー」(24.4%)、「撥水トートバッグ」(23.9%)、「吸水傘ケース」(19.9%)、「長靴」(15.9%)でした。
《総論》
今回は天気予報アプリに着目し、利用状況や天候に関わる生活者の意識調査を実施しました。調査結果から、主に利用する天気予報は「天気予報アプリ」約3割、「朝のTVニュース」約3割、「ニュースアプリの天気」約1割でした。また天気予報アプリのうち最も利用されているアプリTOP3は「Yahoo!天気」が約5割、「ウェザーニュース」が約2割、「OS初期インストール済天気予報アプリ」が1割と、「Yahoo!天気」が他のサービスを大きく引き離しており、その要因のひとつとしてサービス離脱が少ないことがわかりました。
天候不良に関連するサービスの意識調査では、飲食店等が行う「雨の日特典」等の来店促進施策については約4割がこれらの施策をポジティブにとらえていることがわかりました。具体的に雨の日にあったら嬉しいサービスランキングでは、上位に「カフェ休憩割引クーポン」、「レンタルビニール傘」、「雨の日タクシー送迎・乗車割引」が挙がり、雨の日特有のニーズが垣間見える結果となりました。
今回の調査結果のように、特定のカテゴリで上位のサービスであっても、ユーザーインサイトを改めて調査してみるとボトルネックとなっている部分が明らかになったり、新サービスの種となる顧客意識を発見したりできることがあります。
上記のような顧客意識はこれまで調査会社へ依頼するという方法でしか得ることのできない情報でしたが、現在ではウェブサービスの進化により、自社アプリやウェブサイトを活用し、顧客の声を定期的に聴取することができるようになっています。サービスの改善ポイントや自社が取り組むべき施策は何かを見極めるために、自社の顧客の声を聞くところからはじめてみるのもよいかもしれません。
【調査概要】モニタス『天気予報アプリについての意識調査』
調査方法 :全国 15歳~69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間 :2023年4月26日(水)~4月27日(木)
有効回答数 :1,200名
■顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”
『スパコロ』について
データは一元管理が可能となるため、リサーチとマーケティングでバラバラになっていたデータをまとめ、活用できるようになります。これにより広範な意識調査と自社データの直接的な関連から仮説を立てたり、店舗のビーコンや位置情報・購買情報などと連動させたアンケートを実施したり、属性別ではなく意識別の調査やアプローチができるようになります。
サービスサイト:https://monitas.co.jp/supcolo/
DXを推進する事業会社においては、昨今のCookie規制などのデータ環境の変化により、データを収集・統合・格納する方法も変化しました。それに伴い、より良い商品・サービス提供を目的にデータを活用していく環境が整備されつつあります。
一方でマーケティングリサーチにおいては、多くの企業がこれまでの慣習を変えられずに、自社の保有するデータから分断された環境で聴取されたアンケート情報を利用し続けている現状があります。
モニタスはこれらの課題を解決すべく、自社会員組織を対象としたモニター化ノウハウやマーケティング支援システムの提供を行っています。ユーザーに紐づく意識データの収集・分析・データ連携をワンストップで利用でき、アンケ―トを通じた企業と消費者の最適なコミュニケーションの実現をサポートします。消費者インサイトの探索は、長く愛される商品・サービスを世に生み出す基本です。モニタスは、これからも進化し続けるデジタルテクノロジーと最適なソリューションを提供してまいります。
本リリースはご自由に転載・引用頂けます。ただし必ずタイトル又は文中に『モニタス調べ』
または『自社ロイヤル顧客の意識データを可視化するSaaSサービスを提供するスパコロ』を明記いただくようお願いいたします。