クラウドファンディングに関する調査を公開しました
モニタス、「クラウドファンディングに関する意識調査」を発表
クラウドファンディングの利用状況と利用率上位のサービスは？
株式会社モニタス（本社：東京都港区、代表取締役社長：林 秀紀）は、全国20-69歳10,943名を対象に実施した「クラウドファンディングに関する調査」の結果をご報告いたします。
クラウドファンディングというサービスが日本で開始され、現在では募金や支援、起業やモノづくり、カルチャー分野の資金調達にも利用されるなど、活用の幅が広がっています。
今回は、誰でも気軽に利用することができ、活用方法に広がりがみられるクラウドファンディングに今回は焦点をあてて、調査を実施しました。
| 調査結果についてのお問い合わせは以下からお問い合わせください。 【お問い合わせ】 https://monitas.co.jp/contact.html |
■クラウドファンディングの認知と利用状況は？
クラウドファンディングの概要を説明した上で、その認知と利用状況について聞いたところ、「利用したことがある」（9.7%）、「知っているが、利用したことはない」（71.5％）。これらを合計したクラウドファンディングの認知率は81.2％という結果となりました。
クライドファンディング利用経験者の利用内容についてみると、「資金調達をする側で利用した」が19.1%。これに対し、「投資・寄付をする側で利用した」が90.5%であることがわかりました。
なお、年代別の傾向としては、クラウドファンディングの認知率や利用状況に顕著な差はみられなかったものの、投資・寄付する側の利用の内訳においては、20～30代が相対的に高くなるという結果でした。
■クラウドファンディングサービスの利用率は？
資金調達をするときのサービス利用率トップは「CAMPFIRE」で25.1％。以降、「Makuake」（18.1％）、「FUNDINNO」（14.8%）、「CrowdBank」（14.2%）が続く結果となりました。
また、投資・寄付をする側のサービス利用率トップは「CAMPFIRE」で29.8％。以降、「Makuake」（18.9％）、「CrowdBank」（7.6%）、「READYFOR」（7.1％）が続く結果となり、資金調達をする側、投資・寄付をする側ともにサービス利用率のトップ2は共通のサービスとなりました。
■クラウドファンディングの利用意向
クラウドファンディング認知者へサービスの利用意向について聞いたところ、資金調達をする際の利用意向は「利用したいと思う」（5.9％）、「やや利用したいと思う」（13.3％）。利用意向は19.2％となりました。
一方で、投資・寄付をする際の利用意向は「利用したいと思う」（6.1％）、「やや利用したいと思う」（19.5％）。利用意向は25.6％。
資金調達時の利用、投資・寄付時の利用ともに利用意向は2割程度という結果となりました。
では、投資・寄付をする場合の予算の上限はどれくらいなのでしょうか。クラウドファンディングで投資・寄付を行ったことのある人に投資・寄付できる予算の上限について聞いたところ、「1万円未満」で50.4％と、半数を占める結果となりました。
それ以上の金額では、「1万～3万円未満」で21.1％、「3万～5万円未満」で6.7％、「5万～10万円未満」で7.5％、「10万円以上」で9.6％というという結果になりました。
1万円未満の予算の層が半数を占める一方で、10万円までの予算のなかで投資・寄付をしてもよいと考える人が多いようです。
《総論》
今回の調査では、クラウドファンディング利用に焦点を当てて調査を行いました。
クラウドファンディングの利用率は約1割。利用率のトップのサービスは、資金調達する側、投資・寄付する側の利用ともに「CAMPFIRE」となりました。
クラウドファンディングの利用は現状1割に留まりますが、このサービスではリターンを求めるような投資だけでなく、頑張る個人の応援や募金などで少額から参加することができることから、サービスの理解を深めていくことで、利用したくなる人も増えていくではないかと推察します。
【調査概要】『モニタス クラウドファンディングに関する調査』
調査対象 ：全国20～69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間 ：2022年9月27日(火)ー9月28日(水)
有効回答数 ：10,943名
※全国の人口構成比に合わせたウェイトバック集計を実施
※本レポート内の数値は、小数点2位の四捨五入し表示しているため、本資料を基に計算した場合、誤差が生じている場合があります。